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若手医師より

若手医師より

呼吸器内科で多岐に渡る患者さんを診る |太田 隆仁 Ota Takahito(2016年 山形大学卒)

初期研修:2016年~山形大学医学部附属病院

内科専門医研修:2018年~山形大学医学部附属病院

 山形大学医学部附属病院で初期研修を行い、専攻医1年目(医師3年目)は、日本海総合病院、専攻医2年目(医師4年目)は県立中央病院に勤め、専攻医3年目(医師5年目)から大学病院の呼吸器グループで勤務しています。

 当院の通常業務は、入院患者対応と外来・救急患者対応に分かれています。入院患者対応は、それぞれの医師の負担軽減および業務の円滑化を目的にチーム制が導入されています。

 チーム制のため週末の呼び出しなども軽減し, お互いに助け合いながら医療を提供していくことが可能となっています. また経験年数の浅い段階では通常業務で方針に迷う場面も多いですが, 定期的な専門カンファ(肺癌やびまん性肺疾患など)を行っており, より相談しやすい環境を設けています. 外来・救急対応については当番制としており, 持ち回りで救急患者の対応にあたっています. 気管支鏡検査は週2回行っており, EBUS-GS, EBUS-TBNAなどの手技を実際に学ぶことができます. 実際に主担当として気管支内視鏡検査を行うこともでき, 私も毎週担当させてもらっています. 検査前日にナビゲーションを使用しながら検討会を行い, 診断率の向上を目指しています.

 当科では平日の当直後の半休制度を行っています. 当直で疲れてしまっても半休できると気持ちに余裕ができてきます. 夏休みも希望に応じて取得できますし, プライベートも充実できます. 呼吸器内科医師は全国的に患者比に対して医師数が不足しており, それは山形も例外ではありません. 私は呼吸器分野の中でもびまん性肺疾患や気管支鏡検査について興味があり, 日々学んでいるところです. 呼吸器分野には他にも悪性腫瘍, 感染症, アレルギー疾患, 閉塞性肺疾患など多岐に渡る疾患を診る機会があり, そこが大きな魅力の一つだと感じています. 内科専攻医としては症例経験に困ることはありませんし, 実際に呼吸器内科ローテーションで呼吸器、アレルギー、感染症、救急、膠原病、総合内科Ⅰ~Ⅲなど数多くの分野をカバーできます. 呼吸器内科に興味がある人もそうでない人も研修する場として申し分ないと思います. そのうえで研修中に少しでも興味を持ってくれる人がいれば我々はいつでも大歓迎です.

私の内科専門研修スケジュール