MESSAGE

教授メッセージ

山形大学医学部附属病院は、「人間性豊かな信頼の医療」の実践を理念として、山形県の医療を支えています。
1973年に山形大学医学部が設置されて以来、約半世紀、私たち、内科学第一講座は、循環器・呼吸器・腎臓・膠原病に関する、教育・臨床・研究を担っています。

幅広い内科疾患への取り組みで地域医療に貢献し、最高水準の医療を提供します。

当講座は、附属病院では第一内科として、循環器疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈、弁膜症、高血圧など)、呼吸器疾患(肺癌、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺炎など)、腎疾患(腎炎、腎不全など)及び膠原病(関節リウマチなど)と、幅広く内科疾患の診療を担当しています。外科とのスムーズな連携のために、循環器内科グループは心臓血管外科と「循環器病センター」を、呼吸器内科グループは呼吸器外科と「呼吸器病センター」を、腎臓内科グループは泌尿器科と「腎臓病センター」を設置し、それぞれのセンターは、混合病棟として運営されています。当院を「山形県医療の最後の砦」と位置づ け、山形県内で、患者さんが最高水準の医療を受けられるように、日々、研鑽を重ねています。 一方、現代の医療は、急性期医療・高度医療を行う中核病院を中心に、各病院、診療所、療養所などが連携して、地域で運営してゆく必要があります。当院は、県内の高度急性期・急性期病床をもつ病院と協力体制にあり、地域においては回復期・慢性期病床を持つ病院と連携するなど、地域診療システムの発展を目指しています。患者さんには、安心して、信頼できる診療を受けていただきたいと思います。 て、信頼できる診療を受けていただきたいと思います。

医学部学生、医師の成長をサポートする(学生さん、若手の医師へ)

当講座は学生教育に熱意をもってあたっており、毎年のように、医局員がベストティーチャー賞を受賞しています。学生さんには、積極的に講義や実習へ参加し、知識や手技の習得はもちろん、病歴聴取や診察、論理的な推論を学んでいただきたいと思います。患者さんの立場にたった視点を身につけることも重要です。
当科の初期研修は、幅広い疾患の診療を、実践的に学ぶことができます。内科専門医、総合専門医、地域医療を目指す医師はもちろん、どの診療科に進む医師にとっても、当科の担当範囲の広さ・深さは大きなメリットになります。さらに、内科専門医研修プログラムでは、しっかりとした指導医のもと、早期から核心的な手技や診療に直接かかわることができるので、密度の高い、習熟速度の速い研修が可能です。当科での初期・専門医研修への参加をお待ちしています。
研修後の若手医師には、それぞれの目標を考慮したサポートを行います。大学病院では、チーム医療で診療を行い、若手医師への教育を行いながら、「働き方改革」の実現も目指しています。チーム内の複数の医師が責任をもって診療に加わることで、医療の質を高めます。

更なる、ステップアップを目指して

医学の進歩には、「実践的な臨床からの疑問」⇒「疫学研究による検証」⇒「基礎研究によるメカニズムの解析」⇒「臨床応用するための研究」⇒「実践的な臨床からの疑問」と、循環させることが有用です。当講座では、この循環の一部を担い、医学へ貢献することを目指しています。大学院への入学を推奨し、初期研修や専門研修で疑問に思っていた課題などに、臨床研究や基礎研究などで取り組んでいただいています。また、若手医師には、最先端の知識・技術を取り入れるため、山形県外の病院・施設の見学や、国内外の留学を推奨しています。これらの活動を通じて、次世代の医学・医療を発展させてゆきたいと思います。

熱意ある医師の参加をお待ちしています。

当講座では、熱意ある医師の参加をお待ちしています。ご興味のある医学生や研修医の皆さんは、いつでもご連絡ください。