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若手医師より

若手医師より

先輩と、もっと仕事をしてみたい |黒川 佑 Tasuku Kurokawa(2017年 山形大学卒)

初期研修:2017年~山形大学医学部附属病院

内科専門医研修:2019年~山形大学医学部附属病院

山形大学医学部附属病院で初期研修を開始し、たすき掛けで、石巻赤十字病院でも勤務させてもらいました。大学で初期研修を開始する同期は、多くが志望科をすでに決めていました。一方、私自身は志望科を決めないままに、大学研修を選び、自分自身で初期研修プログラム内容を決定しました。とにかく、「欲張りに興味のあるところを満遍なく」、がテーマでした。研修した科はそれぞれに魅力がありましたが、循環器内科に決めたのは、循環器内科の先輩と、もっと一緒に仕事をしてみたいと思ったことです。最終決断は、初期研修医2年目の9月頃でした。

 専攻医がスタートしてみると、循環器内科の初期研修期間を、もう少し長く確保しても良かったかな、とも思いました。しかし、上級医の指導・サポートのもと、日々できることが増えていき、深められていることを実感できているので、後悔はありません。専攻医1年目(医師3年目)は、心臓超音波検査・冠動脈造影検査ともに100例以上を施行させてもらい、PCI術者も経験させてもらいました。大学のメリットは、心臓超音波、構造的心疾患インターベンション、不整脈やデバイス、冠動脈インターベンション、下肢血管内治療、心臓リハビリなど、多方面の分野に関するスペシャリストの先生方から、直接ご指導いただけることだと思います。大学は様々な専門の先生が集まってA~Dチーム(1チーム:4~5人)の4チームからなる診療体制であり、若手は3ヵ月毎にチーム交替があります。 循環器内科で、一番若手の私でも当直は月2回まで、1stコールも数回/月までです。緊急カテ待機も数回ありますが、必ず呼ばれるわけではありません。休日も当番制のため、外勤や出張がなければ、回診フリーで自由に過ごすことができます。当番日がとても忙しかった場合、翌日の午後から休みをもらえる雰囲気もあります。後輩を指導したり、大変な仲間をサポートしたりする意識が、ONE TEAMの医局だと思います。

私の内科専門研修スケジュール