初期研修:2016年~山形市立病院済生館
内科専門医研修:2018年~山形大学医学部附属病院
山形市立病院済生館での勤務を経て、専攻医3年目(医師5年目)の2020年4月より、大学病院の呼吸器グループで勤務しています。
初期研修が始まった時は、内科になることしか決めていませんでした。専門科はローテーションして選ぼうと思い、皮膚科や整形外科など、将来、選択しない科も今のうちに研修させてもらいました。呼吸器内科を選んだのは、終末期の患者さんに関わる場面も多く、疾患の治癒を目指すだけではない、緩和ケアや人との関わりといった全人的医療に携わることができることに魅力を感じたからです。
大学病院の呼吸器グループは5人ずつの2チームに分かれており、入院患者さんを分担して診療に当たっています。担当する疾患は多岐に渡ります。入院患者さんで最も多いのは、肺癌ですが、肺炎や胸膜炎といった炎症性疾患、間質性肺炎などの患者さんも少なくありません。外来業務では、喘息やCOPDの患者さんの体調管理も任せてもらっています。
大学病院は、自分だけでは解決できない問題に関して、上級医に相談しやすい環境であり、様々な視点からの助言を受けられ、心強い後ろ盾を持って診療に取り組むことができます。具体的な私の業務スケジュールは、毎日の病棟業務、月曜:外勤、火曜:カンファレンス、水曜:病棟業務に専念、木曜:気管支内視鏡検査、金曜:外来が主な内容です。週末は当番制のため、週1-2日の休日があります。当直は月に1-2回で、当直の翌日は午後から休める体制です(翌日休めない仕事があれば、他の日に午後代休を取れます)。
学生・初期研修医の皆さん、ぜひ見学やローテーションにいらしてください。抗生剤や呼吸管理など、内科の基礎的な部分を学ぶことができる科ですから、(将来呼吸器に携わらないとしても)一度は経験することをお勧めします。