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若手医師より

若手医師より

呼吸器内科を志した理由について |花輪翁有 Hanawa Toshinari(2017年 山形大学卒)

初期研修:2017年~山形大学医学部附属病院、日本海総合病院

内科専門医研修:2019年~山形大学医学部附属病院

山形大学医学部附属病院で初期研修を行い,初期研修2年目の後半から日本海総合病院に移り,専攻医1,2年目(医師3,4年目)も継続して日本海総合病院に勤め,専攻医3年目(医師5年目)から大学病院の呼吸器グループで勤務しています.

 当院の呼吸器内科はチーム制を導入し各員の負担を軽減しながら日常診療を行っています.特に初学者にとっては日々新しいことや調べたいことの連続ですから,グループ全体がこうした意識をもって日常診療に臨む雰囲気があるというのは,インプットの時間を確保して無理なく研修できる素晴らしい環境と感じます.

また,経験が浅く判断に窮するケースや,あるいは専門医でも判断の分かれるシーンなど,臨床ではしばしば難しい局面に出会い得ます.そうした際に日中のみならず夜間や休日の当番帯でも上級医のバックアップを受けられるよう体制が用意されており,生の臨床家の考え方を学びながら,安心してアウトプットすることができます.

 新興感染症下でも著しい診療縮小を受けることなく,気管支内視鏡検査では超音波内視鏡のみならず近々クライオバイオプシーの導入も予定されており,その他の領域でも全国規模の臨床研究への参加など,活発に診療を行っています.基礎的な内容はもちろんのこと先進的内容や重症管理にも触れてゆけるのは大学の長所と感じます.また,山形大学呼吸器グループの特色として,過度に専門分化されていないために,多岐に及ぶ呼吸器疾患に対して幅広い知識を培うことができます.

私は気道が大好きで,呼吸器疾患や呼吸生理への理解を通して重症呼吸不全管理を学びたい気持ちから呼吸器内科を選択しましたが,その他にも抗微生物薬やステロイドの扱いなど内科の基礎的な部分を学べる場と感じます.肺や第一内科に興味のあるかた,ちょっとなんとなく内科を考えてみたいかた,ぜひメールや,身近な先生に気軽に声を掛けてコンタクトしてみてください.いつでも大歓迎です!

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