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若手医師より

若手医師より

呼吸器内科を選択した理由とその後の研修について |宮崎 収 Miyazaki Osamu(2017年 山形大学卒)

初期研修:2017~山形市立病院済生館

内科専門医研修:2018~山形市立病院

山形市立病院での4年間の研修を経て、2021年4月(専攻医3年目)より山形大学医学部第一内科 呼吸器グループの一員として勤務しています。

初期研修前には、内科系の別の科を志望していたため、広く内科の知識が必要と思い、呼吸器内科での研修を選択しました。済生館の呼吸器内科では治療方針の決定や、緩和医療や看取りまで初期研修からかかわらせていただきました。その経験から、終末期医療に携わりたいという思いが生まれ、呼吸器内科を選択しました。専門研修を経て、アレルギーや感染症、膠原病、悪性腫瘍といった様々な病態の疾患に加え、患者の年齢層などの社会的背景も多様であり、総合的な知識が必要な奥深い診療科あり、でやりがいを感じています。

大学病院の呼吸器グループでは、2チームに分かれて入院患者の診療しています。主に木曜日に気管支鏡の検査があります。私は月曜は再来の専門外来、火~木曜日は病棟、金曜日は外勤というスケジュールで勤務しています。4年目は済生館でも専門外来をしていましたが、大学病院の外来は、市中病院でも診療するコモンな疾患に加え、各病院から紹介いただくような特殊な症例も多いです。入院症例については、肺癌が最も多いですが、時に重症の呼吸不全患者も入院し、集中治療などの各科の先生と協力しながら診療しています。市中病院ではなかなか経験できない症例についても、上級医の先生のバックアップのもと診療にかかわることができ、経験値を積むことができると感じています。

学生・初期研修医の皆さんは、最終的に何科にすすむにせよ、呼吸器内科で研修すれば、どの科でも応用できる内科の役立つ知識が身につくと思います。一度見学や、研修をしてみてはどうでしょうか?

私の内科専門研修スケジュール