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若手医師より

若手医師より

幅広い病態に向きあう |竹原知宏 Takehara Tomohiro(2017年 東北大学卒)

初期研修:2017〜山形市立病院済生館

内科専門研修: 2019〜山形大学医学部附属病院

山形市立病院済生館で初期研修を行い、山形大学の内科専門医プログラムに入りました。専攻医1-2年目(医師3-4年目)を済生館で研修し、専攻医3年目(医師5年目)から大学病院の腎・膠原病グループで勤務しています。

初期研修の最初のうちは志望科が決まっておらず、漠然と小児科か、内科系と考えていたため、上記の科を中心にローテートを行いました。

腎臓・膠原病内科に進むことを決めたのは、幅広い病態、臓器にまたがり診療を行うことに面白さ、魅力を感じたためです。腎臓内科の研修では、電解質異常や腎機能増悪、体液量管理、透析治療といった多くの分野に携わることができ、膠原病診療でも肺や心臓、神経や皮膚といった全身の臓器にわたる病態を管理していくことになるため、奥が深く魅力的に思えました。

済生館は病院独自のプログラムをもっていない医療機関でしたが、内科系の診療科が多く、内科専攻医に必要な症例は全て済生館で集め終えることができました。初期研修2年目の後半、専攻医1年目の前半で内科症例を集めるローテートを行いましたが、初期研修を終えてからローテートを行うと、新たな学びも多く今後のためにかけがえない経験ができたと思っています。済生館は腎疾患の症例が数多く紹介されて来るため、主に腎臓内科としてネフローゼや慢性腎臓病、腎炎、透析患者のマネジメントなどについて経験できました。他に、矢吹病院のアクセス科で毎週1日研修させていただき、バスキュラーアクセスの管理や治療についても学ぶ事ができました。

大学病院では上記の腎疾患に加え、数多くの膠原病患者さんや腹膜透析の患者さん等の診療を経験できます。他院での難治症例も数多く紹介されてくるため、市中病院では経験できない症例を受け持つことができ、日々多くを学べると実感しています。

また、時間外や土日は当番制で、市中病院と比べ休みが多く、自分の時間を確保しやすくなっています。

腎臓内科に興味がある方や志望科が決まれない方、初期研修をどの病院で行えばいいかなど迷っている方など、気軽に見学に来てください。

私の内科専門研修スケジュール