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若手医師より

若手医師より

指導熱心な上級医との出会い |小林 傑 Kobayashi Suguru(2016年 山形大学卒)

山形市立病院済生館で初期研修を行い、山形大学の内科専門医プログラムに申し込みました。専攻医1-2年目(医師3-4年目)は済生館で過ごし、専攻医3年目(医師5年目)から大学病院の腎・膠原病グループで勤務しています。

済生館でいろいろな科をローテーションすることで、内科専門医研修の必要症例はすべて経験することができました。私は志望科が中々決まりませんでしたが、最終的には指導熱心である上級医との出会いがあり、腎臓内科を専門に決めました。

 済生館は病院独自のプログラムをもっていない医療機関でしたが、内科系の指導医は多く在籍しているため、専門毎の症例の経験や症例要約の添削を受けるのには、特に困ることはありませんでした。済生館は慢性腎臓病をはじめとする腎疾患患者が多く紹介されてくるため、多彩な経過をたどる患者さんを多く経験することができました。その他、自分の希望に合わせて国内留学や、週1回の頻度で、他院で勉強する機会を作って頂くことができました。私の場合は、透析のバスキュラーアクセスに関して経験を積むために、嶋矢吹クリニックのアクセス科に週一回、勉強に行かせて頂きました。県内中の治療困難例が毎日のように来院され、様々な症例を経験することでバスキュラーアクセストラブルに対応することができるようになりました。  大学では他院で治療困難となった難治性のネフローゼ症候群や膠原病患者さんが紹介されてくるため、市中病院では経験できない症例を多く経験することができています。担当した症例を主治医として考え、治療方針を立てるチャンスを任せてもらえます。土日は当番制なので、市中病院に比べると休みが多く、自分の時間を確保しやすくなっています。腎臓内科に興味がある方や志望科を決められず初期研修をどの病院で行えばいいかなど迷っている方など、気軽に見学に来てください。

私の内科専門研修スケジュール