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若手医師より

若手医師より

最善策を練り、病気に挑む。 |田中 智視 Tanaka Tomomi(2016年 帝京大学卒)

初期研修:2016年~置賜総合病院

内科専門医研修:2018年~山形大学医学部附属病院

置賜総合病院の勤務を経て、山形大学の内科専門研修プログラムに入りました。専攻医1年目(医師3年目)は、置賜総合病院の腎臓内科に所属し、専攻医2年目(医師4年目)から大学病院の腎・膠原病グループで勤務しています。

当初は首都圏内での初期研修も考えていましたが、膠原病と腎臓に興味があった自分にとって、第一内科の守備範囲が合っており、実家のある山形で研修することになりました。結果的に置賜総合病院は、研修先として素晴らしい病院であり、腎・膠原病を専門にする決意が固まりました。置賜の腎臓内科は人員が少ないこともあり、即戦力として鍛えてもらうことができました。当番、腎生検、カテーテル挿入、持続的血液濾過透析の管理、血液透析患者の対応など、仕事をたくさん任せてもらえて、やりがいがありました。

 大学病院の腎臓内科・膠原病内科は、非常に幅広い患者層をカバーしています。慢性腎不全患者に対する腎不全教育に始まり、腎炎、ネフローゼ症候群の診断と加療、急性腎不全に対する介入、腎代替療法の情報提示、血管炎や抗核抗体陽性疾患、自己炎症性疾患の診断と治療など多岐にわたります。いずれも専門性が高く、いわゆる難病とされる疾患が多く、そのためか大変な患者も多いです。そんな中で最善策を練り、病気に挑んでいる先輩方をみて、私は腎・膠原病内科を志しました。今は治療したことで、元気に退院される患者を診ることで、とてもやりがいがある仕事であると感じています。

 大学業務は、カンファレンスで相談した方針を基に、膠原病外来、腎臓病外来、腎生検、バスキュラーアクセスカテーテル挿入、透析治療などがあります。診療は二つのグループに分けられており、上級医と相談しながら各問題点を丁寧に診療しています。

 腎膠原病グループは男女比がほぼ1:1であり、17時帰宅が基本で、仕事場はとてもホワイトだと思います。そのため子育てする若手の世代に人気があるのだと思います。大学は、夏休みも2週間で、当番も1回/週程度しかありません。もちろん仕事中は大変なこともありますが、当科ほど余暇が確約されている科は珍しいと思います。やりがいがあって、仕事のメリハリがある職場を求めている方にもお勧めできる環境だと思います。

私の内科専門研修スケジュール